2018/01/23

(BoyでもGirlでも無く) トランプ・ミーツ・ワールド Part 2

 また会えましたね・・・うれしいです。


まるでモーゼみたいなコスプレをして、おマヌケなのに政治家を目指し
なんと当選しちゃった男(「エリック」って名前です)について
気になった点を。
緑の部分はあらすじなので読み飛ばしてもOKです。

・主人公の家にパパの弟、エリックが突然やってきた。
とてもおかしな格好の彼が近況を語りだす。
マヌーケ(間抜け)タウンの町長に選ばれたらしい。
その町はニューヨークとフランスの国境にある?
「だってカナダ語じゃなくてフランス語を話してたよ」
カナダの何処か、ケベックのことか

・ある大物議員、スキャンダルがバレて議員生命が終わりそう。
超マヌケな人物を対立候補として立てて、自分の議席を守る作戦に。
適任のマヌケを探すスタッフたち
「こいつが当選したらアメリカは終わりだな・・・」
コスプレエリックの写真で手を止める。

・(エリックの弟である)ボーイミーツの主人公は
こちらのドラマの主人公(自分の娘)の先生をしている。
娘を含む生徒たちは選挙に対して冷めた態度だが、
先生(パパ)が煽ることで選挙活動に興味を持ち始める。
先生は「ケネディVSニクソン」を例に出し、メディアの力を力説。
そのうえ対立候補が子供に冷たい事を知って憤慨し、
ますます選挙活動に夢中になる子どもたち。

・ひとりの青年がエリックの応援を始める。
あの議員のスキャンダルをネットで暴露した張本人のようだ。
主人公の学校で公開討論会が行われる。
子供にやさしくない政策ばかりの大物議員だが、
もちろんマヌケなエリックの方が劣勢。
負けが決定的になる寸前に、さっきの暴露サイトの青年が
エリックにお世話になった孤児だとわかり、
子供に対するエリックの優しさが明らかになる。
その様子を数えきれないスマホによって拡散させる生徒たち。

・なんと上院議員に当選したのはエリック
孤児だった青年をスタッフとして起用
「めでたしめでたし」でお話は終わります。

ネットを上手く利用して当選したトランプと似てますが、
これだとエリック=トランプは言い過ぎですね。
でもここからが「ん?」と思った展開です。

・当選しそうって報道に驚いたパパとママはデカいトランクを抱えて
「遥か遠くへ行く!」と家から飛び出して行きました。

カナダの移民サイトがダウン、トランプ新大統領誕生恐れ閲覧殺到
結局、大規模な移民は起きなかったようですが、
確かにこんなニュースを報道してましたよね。
エリック=カナダの町長≒メキシコ蔑視は・・・ちょっと苦しいか。

・当選後、再び主人公の家にやってくるエリック
なぜかシークレットサービスと同じ格好してる。
イヤホンから洗脳の言葉が流れてくるのか、おかしな口調で
「大金を生む天然ガスのパイプライン開発を良い会社と悪い会社、
どっちに頼むか議会で決める。 悪い会社の奴と会うために来た。
奴ら、オレを買収する気だ。 うぅぅ~」

去年2017年3月のニュースです。
米石油大手エクソンモービルが発表した
テキサス州とルイジアナ州への投資拡大計画について、
同社の声明の文言をほぼそのまま「盗用」し、
ホワイトハウスの声明として発表していたことが
7日までに明らかになった。

「こいつが当選したらアメリカは終わりだな・・・」
ドラマのセリフです。さっき書きましたね。
アメリカのニュースは存じませんが、こんなフレーズが
流れてそうで怖いです(笑) 

・モーゼのようなコスプレを思い出したのはつい最近です。
トランプ米大統領、エルサレムをイスラエルの首都と承認。大使館も移転へ
映画でしかモーゼを知りませんが、確かユダヤ人を約束の地へ導いた人物
ですよね。



数字的にもちょっと興味深いです。
紹介した回のアメリカでの放送は2015年5月15日、7月10日、8月14日です。
Wikiによればトランプが出馬表明したのは同じ年の6月16日。
ほぼ同じ時期にふたつは起こってたことになります。
(ちなみに出馬表明はNYのトランプタワー、ドラマもNYが舞台という
オマケ付きです)

Dlifeではまだ終わってませんが、アメリカでは最終回を迎えていて
2017年1月20日でした。お気づきの方も?トランプの大統領就任式の日です。
誰が当選しても1/20に決まってるらしいので、これはドラマのほうが
合わせたわけですが、ラストなのでキャスト総集合でエリックも
出てたみたいです。(僕は未見)
全72話の4回目の出演もトランプに重ねられていた?

そのDlifeでの初回放送も不思議です。
該当する回は投票のあった2016年の9月18日、11月13日、12月10日放送。
トランプ当確が11月8日。その数日後11/13にエリックの当選でした。
「まるでトランプだ・・・」
僕を含め日本で数人が思ったようです
(ツイッター・5ちゃんねる実況など調べ、笑)

皆さんには笑われそうですが、実はこれって意図的に起こったんです。
これらのディズニーコメディは途中までやって
また一話から再放送を始めるのがDlife流らしいです。
ただしハロウィン・クリスマスの回は時期を合わせるために順番が
変更されます。
ガールミーツの場合も、まず「1→21話」「1→23話」「1→27話」と
ほぼ順番通りでした。
(正確に言うと3回とも、32話が21話として放送されてる。なぜかは不明)

それがエリック登場の27話の後、2016年の9月下旬からの編成が下記です。
特別放送の映画を間に挟んだりで、かなり複雑でした。
「1・2・映・3」「映・28・映・29」「4・5・6・11・7・8」「30→33」
「9・10・12・13」「34→37」
(映は映画、11話はハロウィン回)

太字の273134話が今回紹介したストーリーで、トランプ当確の数日後に
当選の31話です。

ただし、この後も16話から40話、
27→32 41→44 33→36 45→48 37→43
と複雑さは解消されなかったので、「編成の戦略さw」と言われれば
返す言葉はありません。それでもトランプに関係ないとしても“意図的”の
意味は判っていただけたと思います。



「たったこれだけでトランプだと思ったのか・・・(-_-;)」
皆さんの心を代弁してみました。
その通りです。「あ、この人トランプだ!」とひらめきました(笑)

スタートからこんな内容で、へき地ブログに一直線って雰囲気ですが、
次のPartⅢで、さらに一捻りしてイチオウ区切りをつけます。